今年最後に スターデラックス とは？

本日は、ご好評頂いております LML スターデラックス をあらためてご紹介です。

何故、このデジタル＆高機能は当たり前、そしてヴァーチャルが持て囃される時代に、
LML StarDelux というスクーターが好評を得ているのか？
私なりに考えてみました。

デザインと機関は、元々 イタリア PIAGGIO社の　Vespa PXシリーズのインド生産車輛としてベスパの商標で販売されていた物ですから長い実績があり日本でもお馴染みといった感じでしょう。
　LML社のVespa PXシリーズは過去に PIAGGIO Vespa PX150 として1980年代から90年代にかけ実は日本にも多く輸入されていました。あまり知られていないのは当然だと思います。ごく一部の全国展開量販店が販売していたからです。
　その後、2004年に LML　JAPAN が発足、堂々とインド製の LML StarDelux として正規販売網を整備して販売を開始。 現在、日本における LML社の正規インポーターとして 世界各国にある正規インポーターの仲間入りして４年が経過、皆様のおかげで多くの StarDelux を楽しんで頂いております。





話は戻り、今なぜこの時代に LML StarDelux が売れているのか？ですが、
　私 大橋が接客時 「デザインはモチロン、フルマニュアル操作の楽しみも」といった声をよく聞かされます。
私も大げさに「操作は、フルマニュアルですよ。」「クラッチ、ギヤー、ガソリンコック、色々操作するところが多く、面倒ですよ。」と説明すると、多くのお客様は嬉しそうに「楽しそうだね！」と言ってくれます。
　今の時代、便利な物が当たり前、大抵の乗り物が最小限の操作で簡単に移動手段として利用出来るようになってしまったのです。楽な移動は、本来スクーター（シティーコミューター）としては当たり前の事なのです
が、スクーターに限らず 乗り物の〝楽〟と 乗物に乗って楽しいとは、対局な気がします。
　こんな、LML StarDelux　の「楽しい」を少し紹介させて頂きます。

世界中で唯一、現在新車で購入出来るハンドシフトチェンジのバイク。
　クラッチレバーを握りシフトグリップ（ハンドルグリップ）を廻しギヤーをセレクト。ハンドルボディー内で運転者の操作したグリップに繋がるワイヤーがエンジン最後部のギヤーセレクターを １速、２速、３速、４速と動かしてくれます。ステップには後輪操作のフットブレーキペダル、これまたワイヤーでエンジンにダイレクトマウントされたブレーキを自分のつま先加減で操作。シート下ボディーにはガソリンコック（オフ→オン→リザーブ）、チョークレバー、目視確認するオイルレベルゲージ。　といったマニュアル操作装備。
　自分で全てを操作する楽しみを装備。（セルモータースターターは付いていますよ。個人的には無くてもよいのですが）

そして、世界的にも奇跡のボディーと呼ばれる、軽量モノコックボディー（パイプフレームを使用せず、鉄板の貼り合わせだけで造られているのです。）に片側に寄せられたコンパクトなエンジン。反対側には、急なパンクに対応出来る スペアータイヤとバッテリーを装備。バッテリーがダメになってもキックスターターでエンジン始動、バッテリーが上がっても全ての機能が稼働します。スゴイ!!　シート下にはガソリン＆オイル タンク。見事なコンパクト軽量設計なのです。構造も知れば知るほど楽しい。

スペアータイヤなんて～、と思う方 前後方持ちといった構造からタイヤ交換は自分でも出来るのです。
物入れが無いわけではございません。フロントレッグシールドにボックスが在り、１リットルボトルなら9本入るキャパがあるのです。荷物の積載はオプションのキャリアやトップケースを装着すれば問題なし。

自分で操作して移動するリアルな楽しみ。本来のバイクらしい楽しみといった機能を備えた、ある意味 楽しい高機能満載スクーターなのです。（昔のバイクは、みんなそうでした）

東京ヴェスパ では、皆様に この楽しみ：LML StarDelux を更に味わって頂くために ツーリング ＆ イベント を計画中です。



ブログを書いていたら、なんと日付が替わり 12/31 大晦日になっておりました。
私ごとですが、５時間後に新幹線に乗らなくてはなりませんので、LMLのお話 終わります。


皆様、良いお年を。

そして、2009年も 東京ヴェスパ を宜しくお願いいたします。